Tiktokの魅力はやはり音楽ですね。
楽曲の豊富さが、ユーザー達を巻き込み熱狂させ、楽しいコンテンツを産み出していると言っても過言でありません。
そのため、Tiktokを活用を検討している人は、音楽の権利や仕組みについては最低限の理解と注意を払う必要がありそうです。
権利関連についての疑問は、多くのメディアやブログでそれらをすでに調べていただいている方々がいらっしゃいますので、引用させていただきながら、もう一度整理してきたいと思います。
(前提)「楽曲を選ぶ」の曲はJASRACと包括提携を結んでいる
SNSやライブ配信アプリなどで楽曲使用の問題が取り上げられていますが、現在ではUCG(User-Generated Contents)契約としてそれらのサービスとJASRACが包括提携を結んでいます。
Tiktokについても、動画を作成するときに「楽曲を選ぶ」で利用できる音楽については権利がクリアになっています。
ただし、アプリ内で選べる楽曲以外に持っているCDをアップロードして使用すること(原盤権)はできないため、著作権侵害が適用されることがありますので要注意です。
Tiktokとライセンス契約を結ぶレコード会社
今Tiktokで使用される楽曲は世界中で爆発的に認知が広がり、レコード会社やアーティストにとって最も重要で力を入れていきたいサービスの一つとなっています。
そのため、続々と大手レコード会社がライセンス契約を結んでいます。
最近ではソニーミュージックが新たな契約を締結したことがニュースになりました。
ドリカムも新曲キャンペーンに活用
インディーレーベルこそ、新しいヒーローを発掘
引用:All Digital Music
UGCサービスとの連携が、音楽業界やアーティストとのエンゲージを強化するのは周知の事実となりつつあり、その体勢も整いつつあります。
オリジナル楽曲はOK?無名アーティストが一気に知名度を獲得する場所へ
2020年にはNiziUの楽曲が「縄跳びダンス」とともに爆発的に拡散しましたが、今や国内だけにとどまらず全世界的に音楽クリエイターたちがバズヒットを狙ってオリジナル楽曲をTiktokに向けて発信し続けています。
今年国内では、水曜日カンパネラさんやTWICEナヨンさんのソロデュー曲などをよく目にしました。
オリジナル楽曲のアップロードや、JASRACに管理されている楽曲の完全カバー(CDなどの一部使用はNG)であればOKです。新しいクリエイターたちがこれまでにない形で登場してくるのはとても楽しみですね。
ただし、「楽曲を選ぶ」に登録されていない曲がアプリ内で拡散してしまい、他のユーザーに勝手に使われて始めたら、Tiktok側には一斉にそれらを止める手段はなく、アーティスト側から運営側に対して一つ一つ削除依頼を出さなくてはいけないそうです。
包括契約されていない、海外アーティストの楽曲についてはこうした事例が多く、訴訟となっていたそうです。このような点は要注意ですね。
Tiktokでバズヒットしたアーティストには多額の費用が支払われているのか?
こちらの記事で詳しく説明されています。
FMラジオ局などでは、ON AIRリストをJASRACに提出して、再生数に応じた支払いがされています。
しかし、WEBやアプリでの楽曲使用と支払われる費用については、明確な基準がなく運営側の判断次第となっているようです。
Tiktokは、YOUTUBEのように、クリエイターが稼げるプラットフォームではなく、あくまで圧倒的なエンゲージや爆発的な拡散を狙っていく活用が適しているようですね。
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